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みんな違ってみんないい        ~①はせがわ農園さん~

古民家風丸

 津軽ではいよいよ本格的なスイカ・メロンシーズンになってまいりました!!  
 各地で豪雨災害などのニュースが聞かれ生活はもちろん、仕事でも天気の影響を大きく受ける農業者という立場からは心を痛めるばかりです。

 春先に苗を植えてから収穫に至れることが当たり前ではなく、とても喜ばしいことなんだなぁということを噛みしめながら今年も津軽産のスイカ・メロンをお届けします!

 風丸の前を走る国道101号線沿いには農家さんたちが手塩にかけたメロンを売るお店が立ち並びます。季節限定の直売店でお店が開き始めると今年も夏が来るなぁ~という気持ちになります。どこのお店にもスイカ・メロンが並び、一見同じように見えますが実はそれぞれに個性があって面白い。今回からはそんなお店を紹介して行きたいと思います。

①はせがわ農園さん

101号線を五所川原から鰺ヶ沢方面へ向かって走ると左手側に一番最初に見えるお店です。
営業時間だいたい7:30~17:30
メロンの味にはこだわっていて、毎日畑を回り熟してきたものから順々に収穫していくのが長谷川さんのこだわり。※1
親子代々買いに来てくれるお客さんもいて、常連さんが半分以上を占めるそうです。
「そろそろメロンできたよ~」とお客さんに連絡することもしばしばだそうで、「その人たちのためにメロンつくっちゅうようなもんだ」※2 という言葉が印象的でした。
スイカ・メロンの他にも奥さんが育てたというきみ(トウモロコシ)や枝豆などの夏野菜から昔のメロンと言われるマクワウリなども売っています。

                             一番下段に見えるのがマクワウリ

常連さんが多いとはいえ、もちろん初めての人でも優しく対応して下さいますのでご心配なく!明るく笑顔がチャーミングな長谷川さんに会いに行ってみてはいかがでしょうか。

          恥ずかしいとのことで正面からは撮れず・・直接足を運んでみてください!


※1 通常市場や農協に出荷する人たちは植えた日が同じものは一斉に収穫します。しかし同じ日に植えても、花の咲く日にちが違うと熟し方も微妙に異なってくるのです。最終段階のメロンは「1日置けば糖度が0.5度上がる」と言われるくらい1~2日程度の収穫の差でも甘味が変わってきます。その微妙な違いを考慮して収穫するのは手間のかかる作業です。

※2 「常連さんたちのためにメロンを作っているようなものだ」

  1. 徳田 俊哉

    昔は(今でも?)この地方ではマクワウリを「マガ」と呼んでいましたね。
    小さい頃はこれが本当のメロンだと思っていました。
    というか、メロンとしてテーブルに出されるものは間違いなく「マガ」でした(汗
    時代ですね~~

    • namiho

      「マガ」というのは初めて聞きました!

      うちの人たちも「これでも昔はめく食ったもんだ」と言っていましたが、

      今のメロンの味を知ってしまうと・・・ですね。

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