津軽でワーケーションしませんか!?
コロナをきっかけにリモートワークという言葉をよく耳にするようになりました。農業に携わっている身からすると、現場に行かない仕事ってなんなんだ・・・?とか思ってしまいますが、パソコン一台あればどこでも仕事ができるという方々が本当にいらっしゃるんですね~農地を持って機械を持って毎日現場に通うことが当たり前な私たちからすると、かなりコスパのいい仕事だなぁと思います。
昨年そんなリモートワーカーSさんとの出会いがありました。Sさんは東京在住の40代男性で保険関係のお仕事をされている方です。「自分どこでも仕事できますし、なんなら一日中PCに向かってる必要もないので副業とかも考えてるんですよね~」とか言われてしまったので、「これは!!」と思い「津軽でワーケーションしませんか!?」とお誘いしたのでした。
そして5月中旬、そんな軽い誘いに快くワーケーションに来て下さったSさんの4泊5日を紹介します。
1日目 AM:夜行バスと五能線を駆使して風丸へ
PM:メロンの水耕栽培見学
2日目 AM:リモートワーク
PM:つがる市内トマト農家さんでお手伝い
3日目 AM:リモートワーク
PM:つがる市内メロン農家さんでお手伝い
4日目 AM:つがる市内メロン農家さんでお手伝い
PM:リモートワーク
夜は地元民とわいわい食事会
5日目 青森市内を観光して帰宅
今回つがる市を訪れるのは3度目というSさんだったので、これまでに繋がった農家さんに出向きボランティアで作業のお手伝いをしてくださいました。
素人に農作業させるのかぁ~とかただ働きかぁ~とか色々あるのかもしれませんが・・・今回は何より“東京と青森”“リモートワーカーと農家”と普通に生活していると結びつかない人同士で同じ作業をしながら同じ時間を過ごせたというのがとても大きな一歩だったと個人的には感じております。
限られた時間やお金を何に使うのかは本当に人それぞれです。最近はタイパ(タイムパフォーマンス)などという言葉も聞かれるようになり、短い時間で目に見える成果を追い求めるような傾向があるのかもしれません。そんな中時間とお金を掛けてわざわざ津軽へ足を運んでまで生まれた人との繋がりと一緒に過ごす時間。それによって得られる満足感や充実感が長い目で見れば人生においてはタイパがいいんじゃないかなと思うのでした。そもそもタイパとか考えてる人に長い目で見ればとかはないか・・・
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